ガールズバー開業までの7つの流れ!見落としがちな4つの注意点も解説
めろ
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結論から言うと、ガールズバー開業には、まず300〜500万円程度の資金集めが必要です。
その後、コンセプトや店舗決め、資格の取得、内装や外装の準備に取り掛かります。
サービスやシステムの設定が済んだら、女の子を集めお店を宣伝していきましょう。
本文では、ガールズバーを開業するまでの7つの流れと、4つの注意点について詳しく解説していきます。
ガールズバー開業は資金集めから
まず、ガールズバー開業にかかる資金や内訳、ガールズバーが儲かるかどうかについて見ていきましょう。
開業にかかる資金
ガールズバーの開業には、300〜500万円の資金が必要になります。
お店の広さや立地、物件や店内のデザインによって異なりますが、想定よりも多めに用意しておくと安心です。
自分の資金のみでは開業が難しそうな場合は、出資や借入、融資なども検討しましょう。
国や自治体から交付される助成金などが利用できることがありますよ。
- 開業時に利用できる助成金の例
-
- 小規模事業者持続化補助金
- 創業助成金
- キャリアアップ助成金
- IT導入補助金
- インバウンド対応力強化支援補助金
風営法など、法律の兼ね合いで利用できないこともあるので、事前に国や自治体に問い合わせて確認するのがオススメです。
開業資金の内訳
ガールズバーの開業資金は、初期費用とオープン後の運転資金に分けられます。
営業が軌道に乗るまでは、開業資金を足しにして、やりくりすることが多いです。
- 開業資金の内訳の例
-
- 物件費
- 内装
- 外装費
- 備品費
- ドリンク代
- 求人広告費
- 許可取得費
- オープン後の資金の内訳の例
-
- 家賃
- 光熱費
- 人件費
- 宣伝費
- 飲食代
- ゲーム類の維持費(カラオケ・ダーツ)
こまかい雑費などがかさむことがあるので、余裕を持って資金を用意する必要があります。
ガールズバーは儲かる
ガールズバーは、儲かることが多いと言われています。
理由として、一般的な飲食店に比べて利益率が高いことが挙げられます。
多くの飲食店の場合の利益率
→10~15%
ガールズバーの利益率
→20~40%
開業にかかる資金も莫大ではないので、比較的はじめやすい事業と言えるでしょう。
次の項目では、ガールズバー開業の流れについて、詳しく解説していきます。
ガールズバー開業の7つの流れ
ガールズバー開業の流れは下記の7つです。
- コンセプトを決める
- 店舗を決める
- 資格・許可を取る
- 店内の内装や外装の準備をする
- サービスやシステムの設定
- 女の子を集める
- 宣伝する
詳しくみていきましょう。
①コンセプトを決める
ガールズバーを開業するのなら、まずはコンセプトを決めることが必要です。
どんな女の子を雇いたいか、内装や外装はどうするかなどが明確になります。
- ガールズバーのコンセプトの例
-
- 素人系
- セクシー系
- ギャル系
- コスプレ系
魅力的で、集客ができそうなコンセプトを決めましょう。
他のお店との差別化をはかることも大切なので、次のような独特なコンセプトのお店を参考にしてみてください。
OLガールズバー
→お客さんを社長と呼ぶ。OLの衣装を来たキャストのお弁当メニューなどがある
スポーツ観戦ガールズバー
→スポーツ好きな女の子と大型スクリーンでスポーツ観戦が楽しめる
自分の理想のお店を作れるのは、ガールズバー開業の魅力のひとつといえるでしょう。
②店舗を決める
コンセプトが決まったら、実際に営業をする店舗を決めましょう。
予算内であるか、自分の理想のコンセプトに合いそうかを確認する必要があります。
店舗を決める具体的なポイントは次の通りです。
自分の店とコンセプトが同じ競合店が多くないか
地域の年齢層や客層は自分の店に合うか
ガールズバー目当てのお客さんが多いけれど、コンセプトが同じお店が少ない場所を選びましょう。
また地域によって、好まれるお店も異なります。
新橋はサラリーマンが多く、素人っぽい子を好む傾向にあり、池袋は若めの客層で、ギャルっぽく親しみやすい子が好まれるなどです。
店舗探しは、周辺地域の客層や同業種をよく調べることが大切になってきます。
③資格・許可を取る
ガールズバーを運営するためには、営業方法にあった資格や許可が必要です。
許可を取らずに開業をすると、法律違反になってしまいます。
- ガールズバー運営に必要な許可の例
-
- 食品衛生責任者資格
- 飲食店営業許可
- 風営法第一号許可
- 深夜酒類提供飲食店営業許可
- 防火対象物使用開始届出
ガールズバーを運営するにあたって必ず必要になるのは、食品衛生責任者資格と飲食店営業許可です。
消防署に提出する防火対象物使用開始届出の準備も必要になります。
提出する場所や提出期限などは書類によってバラバラなので、不安な場合は、ナイトワークに詳しい弁護士や行政書士に相談しましょう。
営業スタイルによって異なる許可については、後述しますね。
④店内の内装や外装の準備をする
ガールズバーを開業するために、内装や外装の準備もしましょう。
コンセプトにあったものを選んで、統一感を出すのがよいですね。
- 内装と外装の準備例
-
- 椅子
- 照明等のインテリア
- 食器類
- お店の看板
女の子に制服を着てもらいたい場合は、制服なども選ぶ必要があります。
仕入れ先の選定にも力を入れましょう。
価格や品切れにならず安定供給ができるか、信頼できる業者かの見極めも大切です。
- トイレの内装に力を入れているお店の話
-
以前働いていた高級なガールズバーは、トイレがコンセプトに合っていて評判がよかったです。
黒を基調とし、ほんのりアロマの香りがする心地よい空間にこだわったと店長が言っていました。
⑤サービスやシステムの設定
わかりやすいサービスやシステムの設定もしていきましょう。
はじめてのお客さんが入りやすい料金設定をすることが必要です。
ガールズバーを運営するにあたって、おすすめのサービスやシステムの例は次の通りです。
クーポンを配信する
→初回のみ会計から20%割オフ、20時までの来店でドリンク15%オフ、5名以上の来店で1名様分無料など
わかりやすいセット料金の提示
→1セット(50分)3,000円飲み放題など
セット料金とサービス料金・税金込みの料金を明記するなど、明朗会計であることを提示するのもポイントです。
サービスやシステムの設定ができたら、女の子の時給やバックなども考えましょう。
⑥女の子を集める
お店の準備が整って来たら、働いてくれる女の子を集めます。
ガールズバー運営で一番大切なのは、働いてくれる女の子の存在です。
コンセプトにあった良質なキャストを採用するため、求人を出して面接をしましょう。
ガールズバーはトーク力も大切なので、盛り上げ上手や聞き上手な女の子は積極的に採用していきましょう。
ナイトワークは女の子の入れ替わりが激しい業種なので、飛んでしまうことも考慮して募集をかけるべきです。
女性キャストだけでなく、在庫管理や仕入れ、クレーム対応など重要な仕事を任せられる信頼できる男性従業員も雇うとよいですね。
⑦宣伝する
オープン準備が整って来たら、ガールズバーを宣伝しましょう。
せっかくガールズバーをオープンしても、知られなければお客さんは来てくれません。
最近は、SNSやWEBサイトを見て来店するお客さんが多いです。
とくにガールズバーの客層は若めなので、ネット集客を使わない手はないでしょう。
ガールズバーは飲食店として扱われるので、食べログなどのグルメサイトに掲載できるのも強みです。
オープン前から宣伝をして、お店の存在を知ってもらい、集客に繋げましょう。
ガールズバーを開業するときの注意点4つ
ガールズバーを開業するときの注意点は次の4つです。
- コストを抑える
- お店にあった許可を取得する
- 確定申告を忘れずに行う
- 働きやすい環境を作る
それぞれみていきましょう。
① コストを抑える
ガールズバーを開業するときの注意点のひとつめは、コストを抑えること。
理想を求めすぎて予算よりもお金をかけてしまったら、今後の運営が苦しくなってしまうかもしれません。
コストを抑えるには、物件選びなどの初期段階が重要といえるでしょう。
物件はエリアや築年数などによって、金額が大きく変動します。
居抜き物件を利用したり、内装や備品の費用を抑えたりすることも有効ですね。
キャストの時給を下げると、質のいい女の子が入店しなくなる恐れがあります。
お店に対して不信感が生まれ、運営が難しくなってしまうケースもあるので要注意です。
②店にあった許可を取得する
ガールズバーを開業するときの注意点ふたつめは、店にあった許可を取得することです。
申請内容と異なる営業をすると、法律で罰せられることがあります。 ガールズバーを運営するにあたって、次のふたつの届出が問題になることが多いです。
深夜酒類提供飲食店営業開始届
→深夜にお客さんにお酒を提供するための届出
風俗営業許可
→0時または1時まで接待行為をするための届出
上記の許可は合わせて取得することができないので、風営法違反で捕まるお店が存在するのです。
自分がやりたい事業内容を見極め、届出を提出しましょう。
風営法違反にならないための注意点など、下記の記事で解説しているので参考にしてください。
③確定申告を忘れずに行う
ガールズバーを開業するときの注意点3つめは、確定申告を忘れずに行うこと。
確定申告を怠ると、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課せられます。
悪質な場合、逮捕されてしまうケースもあるのです。
売り上げや利益にばかり目がいってしまい、確定申告をおろそかにするのはよくありません。
ガールズバーでは経費計上できるものも多いので、確定申告で大きな損をすることは少ないといえます。
- ガールズバーで経費にできるものの例
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- 光熱費
- 仕入れ代
- 家賃
- 人件費
- 広告費
レシートや領収書などは保管しておきましょう。
時間がなかったり、よくわからなかったりする場合は、多少費用はかかりますが、税理士に相談をするとよいですよ。
④働きやすい環境を作る
ガールズバーを開業するときの注意点4つめは、働きやすい環境を作ること。
質のいいキャストや男性従業員に定着してもらえるようにしましょう。
- 働きやすい環境作りの例
-
- 思いやりを持って対応する
- キャストを優先する
- 意見を言える雰囲気を作る
誰よりも経営者である自分が、お客さんや従業員に思いやりを持って対応することが大切です。
頑張って働いてくれている女の子を守ったり、意見を受け入れたりすることも重要なポイント。
- 働きやすいお店に在籍していた時の話
-
以前働いていたガールズバーの店長は、ひどい酔っ払いや迷惑な客はすぐに出禁にしてくれました。
入荷してほしいお酒や、メニューに追加したいものなどの意見もいち早く取り入れてくれたので、楽しく仕事ができましたよ。
働きやすい環境を作ると、おのずといい従業員やキャストが集まるようになります。
まとめ
ガールズバーを開業するには、300〜500万円程度の資金が必要です。
資金が調達できたら、コンセプトや店舗を決め、事業にあった資格の取得をします。
内装・外装の準備や、システムの設定が済んだら、女の子と男性従業員を雇いましょう。
開業の注意点は、できるだけコストを抑えたり、確定申告を忘れずに行ったりすること。
キャスト、男性従業員が働きやすい環境を維持し、みんなで協力していいお店を作り上げていくことが大切です。