ガールズバーが摘発される基準3つ!実はよくあるその行為は違法です
めろ
メイドカフェでお給仕しながら、コンカフェに散財する日々。
コンカフェ関連のお役立ち情報を幅広く発信します。
ガールズバーの違法店は摘発される?
摘発の基準について知りたい!
こんな方のための記事です。
結論から言うと、ガールズバーの違法店は摘発されることがあります。
摘発の基準は、必要な届け出をしていない、過剰な接待、18歳未満を働かせているの3つ。
接待に関してはグレーなことも多く、知らない間に違法行為をしてしまっていることも多いです。
本文では、ガールズバーの摘発の基準や、摘発されないためのコツを詳しく解説していきます。
ガールズバーの違法店は摘発される
ガールズバーの違法店は摘発されることが多いです。
警察の定期的な巡回やタレコミ、苦情などにより違法行為がバレてしまうことがあります。
また、今の時代はお客さんに撮影された店内をSNSにアップされ、摘発に至るというパターンも大いに有り得ます。
きちんとルールを守るよう指導が入っても改善されない場合は、次のような措置を取られます。
- 摘発されたときの罰則
-
- ガールズバーの営業停止
- 経営者が逮捕され懲役や罰金を取られる
- 許可の取り消し
摘発されてしまうと、今後ガールズバーを経営することが難しくなるケースが多いので、注意が必要です。
ガールズバーが摘発される3つの基準
ガールズバーが摘発される基準は次の3つです。
- 必要な届け出をしていない
- 過剰な接待をしている
- 18歳未満を働かせている
ひとつずつ見ていきましょう。
①必要な届け出をしていない
ガールズバーが摘発される基準ひとつめは、必要な届け出を出していないこと。
お店を開いて営業するには、必ず許可をとらなければいけないというルールがあるのです。
ガールズバーを経営するのに必要な届け出は次のとおりです。
飲食店営業許可
深夜酒類提供飲食店営業開始届または風俗営業許可
飲食店営業許可は、必ず取らなければいけません。
お店に食品衛生責任者を置いているか、飲食店を経営するお店の作りになっているかなどをチェックされます。
深夜酒類提供飲食店営業開始届か風俗営業許可のどちらかを業態に合わせて選ぶことも必要です。
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届・風俗営業許可の注意点
-
どちらかひとつしか届け出できないので、
「風俗営業許可を受けずに接待する」 「風俗営業許可を受けながら深夜営業をする 」
これらは違法にあたります。
両者の違いについては後ほど詳しくお話していきますね。
②過剰な接待をしている
ガールズバーが摘発される基準ふたつめは、過剰な接待をしていること。
深夜酒類提供飲食店営業の許可を受けて営業していても、お客さん受けを考えすぎて、過剰な接待になっているケースがあります。
- 過剰な接待の例
-
- お客さんとゲームをする
- チップを女の子の胸の谷間に挟む
- カラオケでデュエットをする
特定の客と長時間の会話や、指名制度もグレーといえるでしょう。
お酒をカウンター越しに提供したり、軽い世間話をしたりといった程度であれば、大丈夫です。
女の子に濃密な接客をさせたいのであれば、深夜酒類提供飲食店営業ではなく風俗営業許可を受けるべきです。
③18歳未満を働かせている
18歳未満の女の子を働かせているのも、摘発されてしまう要因のひとつです。
未成年をガールズバーで働かせると、労働基準法と風俗営業法に引っかかってしまいます。
年齢を偽って面接に来る子もいるので、面接時には必ず顔つき身分証で生年月日を確認しなければいけません。
16歳以上18歳未満が働けるのは22時までと時間が決まっています。
働ける時間が短いだけでなく、若さゆえに何らかのトラブルに巻き込まれてしまう可能性も高いので、18歳未満の雇用はオススメできません。
ガールズバーで摘発されないための3つのコツ
ガールズバーで摘発されないためのコツは次の3つです。
- 事業にあった届け出をする
- 未成年のキャストをしっかり管理する
- 専門家に相談する
それぞれ見ていきましょう。
①事業にあった届け出をする
ガールズバーで摘発されないためのコツひとつめは、事業にあった届け出をすること。
接客に重きを置きたいのか、深夜の時間帯に営業したいのか、的を絞ることが大切です。
前述しましたが、ガールズバーを経営するには、風俗営業と深夜酒類提供飲食店営業のどちらかの許可が必要になります。
それぞれの違いについて、下記で説明していきます。
風俗営業
接待行為がしたい場合は、風俗営業許可を受ける必要があります。
女の子とお客さんの距離が近くなるので、お客さんの満足感を得られることが多いのがメリットです。
風俗営業は、お客さんに飲食や遊興をさせ接待をする営業方法のことを言います。
- 風俗営業でできること
-
- 談笑やスキンシップ
- お酌
- ダンスやショー
- ゲーム・遊戯
- カラオケでのデュエット
キャバクラやホストクラブなどはこの許可をとっていることがほとんどです。
デメリットとしては、風俗営業は原則として、深夜0時以降(一部は深夜1時) は営業できないことが挙げられます。
また、学校や図書館、病院や診療所など「保全対象施設」の施設の近くにはお店を出してはしてはいけない、というルールも守らなければいけません。
風営法については下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
深夜酒類提供飲食店営業
深夜営業がしたい場合は、深夜酒類提供飲食店営業の許可を受ける必要があります。
「朝まで女の子と飲みたい!」というお客さんに需要があるのがメリットです。
深夜酒類提供飲食店営業は、夜0時以降(一部は深夜1時)から日の出の時間までお酒を提供する営業方法のことを言います。
キャバクラは0時(一部は深夜1時)で閉店してしまいますが、深夜酒類提供飲食店営業許可を受けているガールズバーであれば朝まで楽しめます。
多くのガールズバーは深夜営業の許可をとって、朝まで営業をしていますよ。
朝まで営業できる代わりに、濃密な接客ができないことがデメリットとして挙げられます。
- 体入したお店が摘発された体験談
-
風営法の許可を取っていないのに、接待行為があるお店に体入に行ったことがあります。
明け方まで営業しているのにもかかわらず、お客さんの隣に座ってトランプをしたりお話をしたりしていました。
店長は「バレるわけない」と言っていましたが、3か月も経たずに摘発されてしまいました。
②未成年のキャストをしっかり管理する
ガールズバーで摘発されないためのコツふたつめは、未成年キャストをしっかりと管理すること。
面接時に未成年かどうか見極めれば、誤って雇ってしまうリスクを取り除けます。 未成年キャストを管理する方法は次を参考にしてください。
面接時に必ず顔つき身分証を提出させる
20歳未満は飲酒させない
顔写真つきでないと、年齢や名前、住所を偽れるので要注意。
未成年が年上の友達に健康保険証を借りて、そのまま入店してしまう…なんてことは大いにあり得ます。
ガールズバーは18歳以上であれば働けますが、飲酒と喫煙は20歳からなのでこちらも気をつけましょう。
20歳未満の女の子には、お客さんにすすめられてもアルコールは口にしないこと、喫煙はしないことを入店時にしっかりと説明するのが大切です。
- 20歳未満の女の子が多かったガールズバーの話
-
私が以前働いていたガールズバーは、20歳未満の子が多いのが売りのお店でした。
お店がソフトドリンクやノンアルカクテルをたくさん用意してくれていたので、ノンアルでも働きやすかったです。
③専門家に相談する
ガールズバーで摘発されないためのコツ3つめは、専門家に相談すること。
なぜなら、自分ひとりで経営を始めるより、プロにお願いした方が確実だからです。
ガールズバーの開業には、経営やさまざまな法律の知識が必要になります。
準備を真面目に行っていたつもりでも、何か漏れがあったら営業停止になってしまうこともあり得るのです。
身近でガールズバーを経営している知人
ナイトワークに詳しい弁護士
上記のような人物に相談してから、ガールズバーを開くと安心でしょう。
開業には書類のチェックや申請など、骨の折れる作業も多いです。
お金はかかってしまいますが、弁護士に手続きまで任せてしまうのもよいでしょう。
まとめ
ガールズバーの違法店は、警察の巡回やタレコミなどにより、摘発されることが多いです。
摘発される理由は、必要な届け出をしていない、過剰な接待をしている 、18歳未満を働かせているの3つ。
摘発を回避にするには、事業にあった届け出をして、未成年のキャストをしっかり管理することが大切です。
自分ひとりではなく、開業前にナイトワークに詳しい弁護士などに相談することも摘発されないためのコツのひとつでしょう。
しっかりと法律を守って、人気のガールズバーを経営しましょう。